日本の現状3

みなさんこんにちは。

今日もまたまたわざわざのご足労、
まことにありがとうございます。

今日はまた、社説から日本の現状について考えてみたいと思います。
大学入試制度の問題点自体については、日本の現状1と2にて私の個人的見解をお話ししましたので、今回はジャパンタイムズ社説の後半部分(日本の小学校での英語教育)について、私の意見を述べたいと思います。

というのは、ここまで日本の小学校での英語教育が遅れているというのはしらなかったからです。
社説のおかげで初めてどのくらい遅れをとっているのかがわかりました。

では各社説のリンクを一応貼ります。
(しつこいですが、今回のメインはジャパンタイムズ社説の後半部分ですので読まないで飛ばしていただいても結構です)

毎日新聞(英語)
https://mainichi.jp/english/articles/20191102/p2a/00m/0na/014000c

毎日新聞(日本語)
https://mainichi.jp/articles/20191102/ddm/005/070/109000c

読売新聞(英語)(登録が必要みたいですのでやはり無視していただいて大丈夫です)
https://the-japan-news.com/news/article/0006130356?fp=82e90c6f5b71b98bb3e8fdcbc6eb15b9

読売新聞(日本語)
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20191101-OYT1T50293/

ジャパンタイムズの日本語訳は私の知る限りありませんのできれいな日本語ではなく恐縮ですがここに書かせていただきます。

https://www.japantimes.co.jp/opinion/2019/11/08/editorials/dont-freeze-english-education-reform/#.Xc5XtZIza00

「Don't freeze English education reform」
英語教育改革を凍結させるな

The government last week announced it was putting off the planned introduction of private-sector English proficiency tests as part of standardized university entrance exams next April after the new system was criticized for many problems regarding access to testing locations and higher examination fees.
先週、政府は来年4月からの統一大学入試システムの一部として予定されていた民間機関による英語試験の導入を延期する旨発表した。この発表は新システムがテスト会場へのアクセスや高い試験料などに関わるたくさんの問題があるとして批判された後のことである。

The current English-language component of the standardized entrance exams only assesses reading and listening comprehension. By using private-sector tests that also check writing and speaking ability, there were great expectations that students would be evaluated in a more comprehensive manner and thereby would prepare better to communicate in English.
現在の統一大学入試における英語試験の中身は、リーディングとリスニングの理解力しか判定しない。ライティングやスピーキングの力も測る民間機関による英語試験を使うことによって、生徒たちはより包括的な方法で力を測られて、英語でのコミュニケーションによりよく対処できるようになるという、大きな期待があった。

The announcement was welcomed by many education experts who felt this was the best way to avoid confusion involving the new tests. The ministry will review the system for more than a year while aiming to introduce a new system for around the 2024 school year. However, this will mean the shift to the new test system will be postponed until 2024, and hence the reform of English education will also be delayed. Since Japan already lags behind other countries in terms of English speaking and writing skills, it can’t waste any time in implementing English education reform.
新システム延期の発表は、これが新大学入試に関わる混乱を回避するベストな手段だと感じていた教育専門家たちに歓迎された。文部省は2024年度辺りに新システムを導入することを目的としつつこれから1年間以上システムを見直すだろう。しかし、これは新システムへの移行が2024年まで延期されることを意味し、それゆえ英語教育の改革も先送りされることになる。日本は英語のスピーキング力やライティング力の観点で他の国々に大きく遅れをとっているので、日本は英語教育改革の実行に際し時間を浪費することはできない。

Various problems with introducing the private-sector exams have been pointed out for a long time, but the education ministry was slow to respond to such concerns. When education minister Koichi Hagiuda made a gaffe over the fairness of such tests, saying students should compete for university spots “in accordance with their (financial) standing,” it sparked even more criticism and calls for a postponement increased.
民間機関による英語試験の導入に伴う様々な問題が指摘されてきたが、文部省はそれらに対して反応が鈍かった。文科相大臣がそのような試験についての公平さに関わる失言をした(「生徒たちは自分たちの家庭の財政的状況によって大学を巡り争うべきだ」と言って)ときに、この失言はよりいっそうの批判を招き延長を求める声は強まった。

Some media reports pointed out that the government made a swift decision about the delay because it wanted to avert any negative impact on Prime Minister Shinzo Abe’s new Cabinet. But the decision is undoubtedly a severe blow to the students who have been preparing for the private-sector exams, as well as the private-sector test operators. The government should be held responsible for this mess.
一部の報道によって、政府は安倍首相の新内閣への悪影響を回避したいがために今回の延期についての迅速な決断を行ったと指摘されている。しかし、この決断は間違いなく民間機関による英語試験へ向けて準備をしていた生徒たち、そしてそれらのテストの運営機関にとっては深刻な打撃となる。政府はこの混乱の責任を問われるべきである。

Under the proposed system, six private-sector institutions were to provide seven kinds of tests, including the GTEC (Global Test of English Communication), TOEFL, Cambridge English test and Japan’s Eiken test starting next April.
提案されていた新システムの下では、来年4月から6つの民間機関が7種類のテストを提供することになっていた。それらのテストにはGTEC,TOEFL,ケンブリッジ英語試験、そして日本の英検が含まれていた。

Students would have been able to take the tests twice between April and December during their final year of high school, and universities would have required certain scores to apply for admission or added points based on the results to their independent entrance exams. But some critics said the new system would discriminate against students in remote areas because not all of the proficiency tests would be offered in every prefecture. The fees for taking the exams also varied, with some costing over ¥20,000. This meant students from wealthy families and those living in big cities will have had an advantage.
生徒たちは、(新システムの延期がなかったとしたら)高校の最終学年の4月~12月の間に2回テストを受けることができることになっていて、大学は入学志願に一定の点数を要求するか、英語試験の結果に基づいて一定の点数をそれぞれの大学の入学試験の点数に加えるかすることになっていた。しかし一部の批評家は、全ての英語熟達度テストが全都道府県で行われているわけではないので新システムは遠隔地に住む生徒たちを差別してしまうことになると言っていた。試験料も大きく異なる。試験によっては2万円以上かかる。これは、裕福な家庭出身の生徒や都会に住む生徒が優位に立つことを意味した。

If the government had stepped in to provide financial support or help private-test operators find test venues in different regions, it might have been possible to reduce these disparities. Before completely giving up on the new system, it should have considered whether it was really impossible to address these problems.
もし政府が介入して英語試験運営機関に財政的援助を差し伸べていたか、または機関が異なる地域で試験会場を見つけるのを手伝っていたとすれば、これらの格差を縮小することが可能だったかもしれない。完全に新システムに見切りをつける前に、政府はこれらの問題に対処することが本当に不可能だったかを検討するべきであった。

The government must make every effort to ease the anxiety of high school students caused by the change in plans. At the same time, it has to move faster to reform Japan’s English education system to enable students to acquire more practical communication skills.
政府は予定変更によって引き起こされる高校生の不安を和らげるためあらゆる努力を払わなければならない。と同時に、生徒がより実用的なコミュニケーションスキルを獲得できるようにするために、日本の英語教育システムを改革すべくより迅速に動く必要がある。

In recent years, China, South Korea and many other non-English speaking countries have been pushing hard to enhance their English education, and as a result their skills appear to have improved dramatically.
近年、中国・韓国そしてその他の、英語が話されていない国々はそれぞれの英語教育の質を高めるために一生懸命になっている。結果として、彼らの技術は劇的に高まったようである。

English proficiency rankings illustrate this trend. A 2019 study by EF Education First, a Switzerland-based company that offers language training, ranked the Netherlands at the top of 100 countries surveyed. Looking at Asian countries, Japan came in at a lowly 53rd, far behind South Korea at 37th and China at 40th.
英語熟達度ランキングがこの傾向を示している。EF(Education First, スイスに本拠を置く、言語トレーニングを提供する会社)による2019年の調査は、オランダを調査対象国100の国々のトップにランクづけた。アジア諸国に目を向けると、日本はとても低い53位にランクされ、37位の韓国や40位の中国に大きく遅れをとっている。

China started strengthening its English education programs in 2001 when Beijing was selected to host the 2008 Olympics. That year, China started to introduce English education four times a week for third-graders nationwide. South Korea began teaching English twice a week starting with the third grade in 1997. In Japan, English classes were introduced in 2011 for fifth and sixth graders, but just for once a week. The education ministry has decided to teach English to third graders in 2020 — almost 20 years behind South Korea and China.
中国は2001年に2008年オリンピックを主催する地に選ばれたときに英語教育プログラムを強化し始めた。その年、中国は国中で小学3年生に対して週4回の英語教育を導入し始めた。韓国は1997年に小学3年生を対象に週2回、英語を教え始めた。日本では、2011年に5年生と6年生を対象に英語授業が導入されたがわずか週1回である。教育省は2020年から3年生に英語を教えることを決定したが、これは韓国や中国に比べてほぼ20年ほどの遅れを意味する。

This week, the Liberal Democratic Party’s panel on education passed a resolution urging the ministry to craft a comprehensive English exam that can test four key skills — reading, writing, listening and speaking. The resolution also calls on the government to address the problems surrounding the private-sector exams and construct a framework where these four skills can be evaluated.
今週、自民党の、教育に関する識者による委員会が、教育省にリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの主要な4つのスキルを測ることができる包括的な英語試験を作るよう促す決議を採択した。この決議は政府にも民間英語試験を取り囲む問題に対処し、4つのスキルが評価される枠組みを築くよう求めている。

It will take five years before the new English tests will begin in 2024, but the government must not freeze Japan’s English education reform for five years.
新しい英語試験が2024年に始まるまで5年かかるが、政府は決してその5年もの間日本の英語教育改革を凍結させることがあってはならない。


ここまでお疲れさまでした。


では問題を見てみます。

問題点が挙げられている後半を要約すると、「日本はただでさえ英語教育の観点では他の国々に大きく遅れをとっていた。そして、今回もまた改革が5年も先送りされることになる。」ということになります。

本当に悲しいです。

このまま問題点に踏み込みたいのですが、あまりに長くなってしまいますので、
申し訳ありません。明日お話しさせていただきます。

みなさまの日々の清きクリック、本当にありがとうございます(^^)
おかげさまで更新する力が沸いてきます。

また、今日も時間を割いてまでブログを読んでいただき
まことにありがとうございました。

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プロフィール

板垣 直人

TOEIC920 TOEICSW340/400 英検1級
1981年3月生まれ 秋田県在住地方公務員
大学受験までは英語を勉強した経験はあったものの、就職してから31歳まで、まったく英語に縁のない生活を送ってました。20代のころからたまにTOEICを受けてましたが(勉強せずに)500~600点台をさまよってばかりでした。
2012年の夏、31歳から少しずつ英語学習を再開し2年後2014年の夏、33歳からは「毎日学習」の軌道に乗せ、今日に至ります。学習時間を確保するためSNS類はやっていません。唯一、学習時間管理のため、study plusに登録しています。(naoto)
経過
2006 9 610
~~この間ぽつぽつと受けてました
2010 01 655 2012夏少しずつ勉強開始
2014 11 655  2014夏勉強が毎日になる
2015 03 865
2015 11 850
2016 01 920(L465R455)
2017 11 340/400(S160/200W180/200)
2018 06 英検1級初挑戦
    一次試験合格も二次試験没涙
    11 二次試験惜敗大涙
2019 02 二次試験落第号泣
    06 二次試験合格
連絡先 naotonaoto198121@gmail.com