みなさんこんにちは。
今日もわざわざ当ブログまでお越しいただき、まことにありがとうございます。
先日、初めて問題集ではなく参考書のフォレストから得られた知識の紹介を始めました。
そして「発音」に関する記事のときと同様に、長い(?)学習経験を持つ私の個人的見解を加えることでより内容を有意義な、かつ親近感がわくようなものにしたいともお話ししました。(文法知識自体はどの書籍でもどこのサイト・ブログでも解説されていますし、独特の持ち味を加えないと意味がありません)
そのつもりで先日記事を書きましたが、やはり振り返ってみて私の個人的意見や状況をもう少し補充したくなりましたので今日お話しします。今日のお話は今後紹介するであろう文法ルールのうち大部分に該当するかもしれないことですのでどうか一読していただきたいです。
初回は以下のことを紹介しました。
1.hear, forget などの動詞は現在形で現在完了の意味を表すことができる
2.相手の予定を聞くのに丁寧な言い方がある上記について、私はインプットレベルの知識にとどめて蓄えておくとしましたが、これは個人的にだけではなく一般的にも大多数の方がそうした方がいいと後から思い始めました。
大きな理由は、私自身何年も学習に励んできて上記のような文章には出会ったことはないからです。インプットのレベルでもなかなか出会わないものをアウトプットレベルまで広げて吸収しようとするのは得策ではありません。
このことは上記の1と2だけではなく他の無数にあるマイナーな文法ルールにも当てはまります。
※アウトプットについては手を広げ過ぎない方が、少なくとも初期のうちは現実的だということは以前お話ししました
※インプットについては最初から手を広げましょう
1について
今までずっと「I have heard」の形を用いてきましたが、ネイティブにもノンネイティブにも一度も直されたことはありません。確実に正しいものとして通用しています。
それに、「I hear」を使ったとすればたとえ相手がネイティブでも「現在形」の意味で解釈されてしまう可能性もあります。難しい文法ルールを無理に使うことによって事態をさらに混乱させるのでは使う意味はなくなります。
2について
丁寧な疑問文を知らなくても丁寧な肯定文さえ知っていればこれは解決できます。
例えば「I would like to 動詞」はとても有名で載っていない文法書を探すのが難しいほどありふれた表現です。
これを使って、「I would like to know if you will 動詞」。
これで丁寧に相手に物事を訪ねる文章については全て解決します。もちろん答えは一つではありません。「Could, Would you tell me if ~?」でも十分いけます。
以前もお話ししたかもしれませんが、つまるところ、文法知識をインプットレベルだけにしておくかアウトプットレベルまで広げるかの基準は「自分の引き出しで同じようなことを表現できるか」です。
もう一つの基準はもちろん「そのルールがどのくらいマイナーかメジャーか」です。
少し話がずれますが、私の母国語の例を挙げます。極論です。
学生時代、形容詞と形容動詞を習ったということは覚えていますが、内容についてはとっくに抜けています。未だに「大きい」とか「美しい」とかがどちらに該当するかも全く分かりません。(余談ですが大昔に受けたセンター試験の国語は恥ずかしいことに200点満点のうちの50ちょっとでした涙)
が、仕事で言葉を使う上で今まで支障があったことは一度もありません。
もちろん母国語と第二言語は違います。しかし、第二言語にも少しだけこれと似たようなことが言えると思います。(センター試験のことは除きます)
これは個人的経験ですが、大量に聞いて読んで書いてしゃべっているうちに、文法についての必須知識の結構な割合が定着してきます。(以前紹介した2冊の文法書(TOEICに特化したものとアウトプットに特化したもの)と、「フォレストの参考書ではなく問題集をやる」の経験を含めてです)
そして、数年越しの確認の意味で、知識の穴埋めも兼ねてフォレストの問題集ではなく参考書を読んだのです。参考書ではなく問題集のみの力でここまでやってこれたのです。
今後もたびたび個別の文法ルールを紹介させていただくことがありますが、今日のことはぜひ頭の片隅に置いておいていただきたいです。
今日もお忙しいなか、わざわざ時間を割いてまでブログを訪問・閲覧していただきまことにありがとうございました。
みなさまの日々の清きクリック、本当に日本の将来を変える原動力そのものです。ありがとうございます。

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