みなさんこんにちは。
今日も当ブログまでお越しいただきましてまことににありがとうございます。今年も早いもので3月も半ばを迎えようとしています。
今日はまたフォレストから得られた知識をいくつか紹介します。しつこいですが、「そんなことも知らなくて英語を楽しむところまでは行けるのか!?」と自信をつけてもらい、少しでも多くの方に「始めて」ほしいと願っています。どうかよろしくお願いします(^^)
☆否定語notの及ぶ範囲に注意文法書についてある程度目を通したことがある方なら、「否定語notは原則として後(右)に来る語句・文を部分的にも全体的にも否定できる」ということを学んだことがあると思います。
これがbecauseなどと絡むと結構やっかいなのです。
例えば
He does not study English because English is the language universally spoken on the planet.
という文章があったとします。
notが「study English」のみにかかるのか、または「 study English because English is the language universally spoken on the planet.」までかかるのかによって大きく解釈が分かれてしまいます。
前者の場合、「study English」のみが否定されるので、「彼は英語を勉強しない。なぜならば英語は地球上で広く話されているから。」という意味になります。つまり「英語を勉強しない」のです。
後者の場合、not以降全てが否定されるので、「彼は、英語が世界的に話されているからという理由で英語を勉強するわけではない。」ということになり、つまり「彼は英語を勉強する」のです。
このように2つの根本的に異なる解釈が文法上は両方可能なのです。つまり文脈からの判断が必要になります。
このような混乱を避けるためにはどのようにすべきか。
上記の文章の前者の場合のように相手に負担をかけず分かってもらう方法(フォレストを離れて私自身の個人的に間違いないと思う方法です)
最初の文章を言い切ってしまうこれは一番簡単かつ効果的な方法です。具体的には次のようにしてしまうのです。
He does not study English. This is because English is the language universally spoken on the planet.
こうすることによって、英語が広く使われている言語だからという理由により「彼は英語を勉強しない」という意味で相手にわかってもらいやすくなります。
では後者の場合のように相手に伝えるにはどうするか。
①just becauseを使う
具体的には
He does not study English just because English is the language universally spoken on the planet.
こうすることによってnotがbecause以降まで全て否定することを明らかにできます。
結果として、英語が多くの人に話されている言語だからといって彼が「英語を勉強する」わけではない。と相手と自分の中で確定できます。
justのほか、simplyも使えます。
②notの位置を変えて、あわよくば「not A but B」を使う
これが日本人にとっては①よりしっくり来やすい方法だと思います。
具体的には
He studies English not because English is the language universally spoken on the planet. (but because he loves English.)
notをbecauseの直前に持ってくることによってstudyそのものを否定するわけではないことを明らかにできます。そして「but because」も併せて使えば「彼が英語を勉強する」本当の理由を付け足すこともできます。
ここまで解決方法について少し詳しくみましたが、結局のところ、私がいままで出会ってきた大量の英文から言えることは「ネイティブたちは解釈の分かれる文章を普通に日常的に使っている」です。このことから文脈判断は重要になります。
しかしながら、やはり私たちが情報の発信者の場合は試験であれ日常英会話であれ私の紹介した方法や他の何らかの方法を使う方が親切だと思うので、個人的にはみなさんにもそのようにすることをお勧めしたいです。
☆否定語neverの使用上の注意定番の言葉となりました。
正直に告白します。本当の最近までこれについては全く知りませんでしたし、それらしい情報に出会ったこともありませんでした。
「fail to 動詞」(~できない、しそこなう)とneverをくっつけて、「never fail to 動詞」(必ず~する)という意味になるということは、学校英語でみなさん授業では習ったはずです。
「必ず~してね」と言いたいときは「Never fail to 動詞」という命令文を使えるということも同様に学校英語で習いました。
フォレストによると、neverの原義は「一度も~ない」ということなので、一度だけの動作については使えないのだそうです。本当にびっくりです。
よって正解不正解は次のようになります。
Never fail to call me every day.○
Never fail to call me tomorrow.×
Don't forget to call me tomorrow.○
Be sure to call me tomorrow.○
まだ完全には信じられません笑
文法は深遠だと何回かお話ししておりますが、この深遠と言う言葉、どこかで見た文法についての解説から引用させてもらっているものです。本当にそう思います。
☆副詞でも名詞化せざるをえないときがあるこれについてはフォレストから離れてお話をします。
まずは副詞と名詞の違いを分かりやすく話すために関係代名詞と関係副詞を例に挙げます。
例えばthe placeが先行詞の場合、同じ「英語力を劇的に上昇させた場所」を表すために関係代名詞を使うと、
I love the place in which I have dramatically improved my English skills.(またはinがwhichの前ではなく、文の一番最後に来る)
となり、
関係副詞を使うと
I love the place where I have dramatically improved my English skills.
となって、大きな違いは「副詞は前置詞不要」だということになります。なぜならば副詞は前置詞を含んだ意味を持っているから、というのが学校英語での解説でした。
しかし、副詞でも前置詞を必要とする場合があるのです。
疑問文をいつくか並べます。
Where is A?(Aはどこ?)
Where does A go?(Aはどこへ行くの?)
Where does A come from?(Aはどこからやって来るの?)
私は長い間、なぜ副詞にも前置詞fromが必要なのか心の奥底では疑問に思っていました。ただ、インプットでもアウトプットでもこの通りに使っていれば不自由はありませんでしたし、特にきちっとした形では解決しようとしていませんでした。
それが昨年偶然にも、このブログに何回か登場している次のテキストに載っていたのです。
実は知らない英文法の真相
細かいことは気にせず、ざっくばらんなところの話は次のとおり。
英語の歴史上whereを始めとするいくつかの副詞は、前置詞in,atやtoを含んだ意味を持つようになったが起点としてのfromの意味を含まないように出来上がったのだそうです。
結果として疑問副詞whereを使った疑問文でもfromが必要だということです。
その他に1つだけ例を挙げます。abroadです。
go abroad, work abroadは可能ですが、come abroadはcome from abroadとならなければなりません。
文法にはあまりどっぷりとは漬かりすぎない方がよさそうです♪適度に行きましょう。
今日はここまでです。3つだけの文法事項でしたが、どれも非常に頻繁に用いられる単語ですし、結構中身は濃いです。(^^)
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今日もまたお忙しいところ、当ブログへの訪問・閲覧ともにまことにありがとうございました。

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