みなさんこんにちは。
今日もまたまたのご訪問、まことにありがとうございます。
今日は私の30代最後の誕生日です。いくら人生を充実させようとしても、時間を無駄に過ごそうとも時間は経過していきます。であれば充実した人生の方がいいと改めて思います。
幸いにも、私の場合は31歳にして英語学習を再開したころに比べる限りにおいてははるかに上昇した自分自身の英語力と、今まで培ってきた家族との思い出のおかげで、加齢による悲しさはゼロです。むしろマイナスです♪
今日は今までお話ししたことに関連したことも含めて、英会話の利点について最近改めて思ったことをお話しします。オンライン英会話を想定して書きますが、全てオフライン会話にも当てはまります。
念のため始めに確認しておきます。
以前、リスニング・文法・リーディング・単語等のトレーニングが、野球で言えばキャッチボールや素振り、トスバッティングなどの、基礎を固めるトレーニングに相当し、英会話は試合(または練習試合)に相当するので毎日試合ばかりに臨んだとしてもそれは最適な頻度ではなく、結果として効果はあまり期待できないということをお話ししました。
今日は確かに英会話の利点についてお話ししますが、上記のことは基本的に変わりません。学習の進捗や能力の進歩に応じて数週間に1試合⇒1週間に1試合⇒数日に1試合⇒1日1試合⇒1日のなかでランダムに試合という風に段階的に会話の頻度を高めていくのが王道です。
話は戻ります。今日は英会話の利点について、特に「対人コミュニケーションの威力」という観点からお話しします。
1.アウトプットだけでなくインプットにおいても即効性が期待できる今までに、「ある程度リスニング力が付くと読む(字)のインプットからだけでなく聞く(音)からのインプットも出来るので、インプットの量が累乗的に増す⇒さらにインプット力がつく」ということをお話ししたことがあります。
これについてですが、やはり英会話にも当てはまります。しかも耳からのインプットという意味だけではなく対人コミュニケーションからのインプットという意味でもです。例は数えきれないくらいありますが、私の最近の例を挙げます。
数日前にネイティブの方とオンラインで会話をする機会に恵まれまして、cyber-bullying(ネット上でのいじめ・中傷)についてスピーチを聞いてもらいました。
そのときに相手からの反応の中にこんな表現が出てきました。
contain cyber-bullying
私自身実際に、containには「抑制する」系の意味があることは知っていたのですが、私のアウトプット力としては価格を抑える「contain costs」、敵などを封じ込める・閉じ込める「contain enemies」などの用法でしか引き出しとしてはありませんでした。
なので私が発言するとすればcurb cyber-bullyingになっていたのは確実でした(curbには広く使える「抑制する」系の意味があります)。ところが、この直接相手から聞くという体験のおかげで一発で二度と忘れないであろう知識、しかもインプットだけでなくアウトプットでも使えるレベルの知識として蓄積することができました。
なぜこのようなことが可能になるのか。
私が考える1つの理由は、第二言語においても対人コミュニケーションから得られるものは小さくはないということが挙げられます。
TEDトークの1つ(ご覧になる必要はありません。念のためリンクを紹介するだけです)
https://www.ted.com/talks/patricia_kuhl_the_linguistic_genius_of_babies?language=enこのトークでは、赤ちゃんがどのように言語を獲得するのかについての研究結果をいくつか発表しています。その中で次の内容のものがありました。
「赤ちゃんは音声機器や映像機器を通じて対象言語に触れても全くその言語能力についての上昇を示さなかった。赤ちゃんが言語を獲得するには人間が必要である。」
というものです。驚くことに脳みそが本能でそのようなフィルターをかけているそうです。
このことが、赤ちゃん・幼児期を終えた人間が第二言語を学習するときにもいくらかは当てはまるところがあるのではないか、というのが私の個人的推測です。
「いくらか」だけでなく「完全に」当てはまっていたら大変です。第二言語を学習している地球上の多くの方がテキストのCDやドラマ・映画からは対象言語を吸収できないことになってしまいます笑
本当に「いくらか」でよかったです。
話は戻りまして、耳からのインプットがある程度可能なところまでくると、音声はもちろん会話においても上記の例(動詞の使い方)にとどまらず普段のやり取りからもいろいろなインプットがどんどんできるようになるんですね。これが本当に大きいです。
少し主旨は異なりますが、対人コミュニケーションから得るという意味でもう1つ、今度は幼児期を終えた人間が母国語でも影響を受ける可能性がある(いい意味でも悪い意味でも)という例を挙げます。私の大学時代の話です。
1人の友人がよく、自分にとって少しでもマイナス要素的なことが起こったり、そのようなことが起こったことを知ったりしたときにいつも「あいたたた・・・」(ふざけてです)と言っていました。
そうすると私もそのうち自然にそれが口癖になるといいますか、時々使うようになってしまいました。
別の友人が少しでも意外なことを知ったり、そのようなことが起こったことを知ったりしたときにいつも「ありえん!」(これもふざけてです)と言っていましたが、これも同様の運命をたどりました。
そして私がこれらを使っていると私から別の友人へも移ったのです。面白いですよね。第二言語ならぬ母国語レベルでの「対人」の威力でした。
これに関連して、本当によく「surround yourself with people ~」(~はpeopleを修飾する語句・節)または「surround yourself with 名詞」を見かけますが、本当によく言ったものです。実行は相当難しいですけれども、好きな言葉の一つです。
例は無限にありますが、一リンクだけ紹介させてください。
https://everydaypower.com/surround-yourself-with-positive-people/自分の足を引っ張ろうとする人ではなく、応援してくれる人、さらなる高みを目指すのを手伝ってくれる人などと交流の輪を作れということです。理想です。
2.プラスの感情が学習効果を高める以前、リーディングの記事にて「英語を読んで笑うという経験がとてもよい」という旨お話ししたことがあります。笑いを含めてプラスの感情で学習を行うことはマイナスの感情で行うよりも遥かに楽手効果・効率がよいことが研究で明らかになっています。
実際に会話でプラスの感情が伴うとこれまた優れた効果が期待できます。また個人的な例を挙げます。
私が持っている、人間に対してクローン技術を使うことが反対の理由の1つに、「それが許されれば、ただでさえ現在よりも大きい将来人口がさらに大きくなり、結果としてさらに悪い影響を与える」というのがあるのですが、これに対して「どうして人間が増えるのが悪いの?」という質問が来たのです。
もちろん人間が自然に対して悪影響(特に地球温暖化)を及ぼしているのは明らかですので、思わず笑ってしまいました。そして相手も同じ思いなのか笑っていました。
このような環境下での会話は本当によく吸収できます。おかげさまで同じような質問が来ることがあれば瞬間的にネイティブ並みに答えることができる準備が整いました。
3.やる気が出ないときの後押し役(薬)にもなる(これはおまけです)
以前、どうしてもやる気が出ないとき(または休憩時)は母国語で文法書を読んだり(母国語での読書は負荷がほぼゼロなので)、リスニングに徹したり(黙ってても耳から入ってきてくれるから)すれば、やらないよりは学習効果が期待できるという旨お話ししたことがあるかと思います。
また、中長期的には時々誰かに背中を押してもらうことによって最低限のペースを維持できるということはお話ししたことはないかもしれませんが、とても有名です。
やる気が出ないときは英会話もお勧めです。つまり短期的な視点からいう後押し役になります。なぜならば相手を無視するわけにはいかないからです。
年賀状をもらっておいて返事を出さないのはとても失礼なことと同様に、相手に声をかけられて沈黙しているのは無礼極まりありません。これを利用するのです。
実際、私自身も眠い時などにえいっと訪問することによって最低限の学習を維持することができています。これもある意味「対人の威力」ですよね。
最後に、息子の「対人コミュニケーション」の写真を紹介します。

以前お話しした、Challenge Englishで、毎月15分のみのですが追加料金なしでフィリピン人講師とオンライン英会話をすることができるのを利用しています。もちろん、厳密的には会話ではなく用意されたメニューについていくだけですが。
一桁の年齢の脳みその柔らかさに毎月15分の対人コミュニケーションの威力が相まって将来身を結ぶと信じています。
子どもでも毎月少しだけやっているのですから、大人も負けずに定期的に試合に臨むべきです♪
今日はここまでです。
そして、今日もまたブログへのご訪問・閲覧まことにありがとうございました。
今日の感謝の対象はまだ終わりません。平日にも関わらず、自分の学習の時間とブログを更新する時間を取れるこの今の環境にも感謝しなければいけません。おかげさまで自分の誕生日にもみなさんに情報を提供することができ幸せです。誕生日プレゼントそのものです。感謝を忘れてはなりません。
改めて、ありがとうございました。

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