受験のススメ

みなさんこんにちは。

今日もまたお忙しいところわざわざ当ブログまでお越しいただきまして、まことにありがとうございます。

今日は耳寄りなニュースです♪みなさんにとってはもう一つの「今日から始める」理由にもなります(^^)

驚くべきことに、何と来年度4月(今年の4月)から英検が「毎週土日受験可能」になります!

とは言ってもこれは英検を主催している法人(英検協会)が用いている宣伝文句「英検は4月からいつでも、どなたでも毎週土日受験可能に!」からの引用ですので、正確には受験地の制約と、受験する級の制約がないとみなすことが出来ればの話です。

具体的には、受験可能な級は準1級、2級、準2級、3級のみで、受験地でいえば例えば秋田県に住んでいるとすれば県庁所在地まで行かなくてはなりませんし、毎週の土日にこれらの級すべてが受験できるわけではありません。

しかしそれでもこのことは結構大きなことです。なぜならば従来の、コンピュータを使わない方式の英検は未だに年3回しか実施されていないからです。もう一つの大きな理由は、1次試験に受かったらもう一度受験地に赴かなればならない2次試験のスピーキングも別の日ではなく、同日に受験できるからというものです。

本当に大きなニュースです。これで受験に対するハードルが大きく下がりました。

TOEICやTOEIC(SW)と比較してみます。

TOEICは、私のように秋田県北部に住んでいて受験地が秋田市か弘前市だとするとおよそ年4回、東北最大の都市仙台市まで行けるとして大体8回、そして首都圏で9回ほど受験可能です。

TOEIC(SW)は首都圏で年10~11回、仙台市でその約半分~3分の2くらいの回数しか受験できません。厳密には午前の部と午後の部両方受験可能だという話ですのでその2倍受験可能ですが、現実的な受験ではありません。

これらに比べると、英検の「毎週土日」というのはとてつもなく高頻度です。県庁所在地級の都市に行くのはそこまで手間ではありませんし、受けようと決めたその数週間後には受験可能なのです。

今度は内容についてTOEICやTOEIC(SW)と比較してみます。

TOEICは両方とも、受験者のレベルに関係なく容赦なく一定量の、一定難易度の問題が出題されます。したがって量的にも難易度的にも英語初級者にとっては結構ハードな試験です。

もちろん、合否ではなくてスコア算出方式ですので初級者から自分の実力をスコアで把握できるという長所はあります。

一方英検は、級が分かれていますので学習者がそれぞれの実力・目標に合わせてどの級を受験するか決めることができるので、TOEICほどは初級者はつらい思いをしません。またインプットアウトプット両方の力を1回の試験で測ることができるのも大きな魅力です。

また、TOEICスコアと違い有効期間という概念はなく、英検資格は一生ものとなります。

どうでしょうか。ここまでで英検の魅力が十分に伝わりましたでしょうか。これを機会に今日から「始め」ましょう。

と、ここまで英検の改革をきっかけに英検を褒める形でお話ししてきたわけですが、結局はみなさんに始めてもらいたくて紹介したニュースに過ぎません。

英語学習という観点から見ればどの試験もきちんと英語力を反映してくれますし、どの試験も英語学習に支障をきたすほどの低頻度では決してありません。

ではなぜ試験受験のハードルが下がったことを利用してできるだけ多くの方に始めてもらうため今回のお話をしたのか。それは試験は英語学習の過程において必須だからです。この理由は、今までお話ししたことと重複すると思いますが、主に3つあります。

1.学習継続と学習への献身に対する後押し役となってくれる

これは分かりきったことかもしれませんが、あえて例を挙げます。

みなさん中学校や高校で日々授業を受けていると想定してください。定期考査(中間テストや期末テスト)や高校入試、大学入試がもしこの世になかったら・・・・

授業への身の入り方がどれほど違ってくるでしょうか。想像も絶するほどの違いがあるかもしれません。もちろん受験が必須の定期考査と違って英語の試験は受験は任意ですが、受験を申し込んで決めてしまうことによって似たような効果(モチベーション維持・向上)が見込めるはずです。

2.自分の弱点・課題が、独学のみと比べて容易に把握できる

以前TOEICでの記事で「この試験はスコアが実力を真に正確に反映する」というお話をしたことがあります。TOEICはもちろん、英検も少なくとも現在は合否の他にスコア形式できちんと英語力を数値化してくれますので、弱点や今後の課題が分かり、日々のメニューを検討する際にも非常に役に立ちます。

3.実力の向上を認識出来れば達成感・幸福⇒さらなる継続へとつながる

これは2の延長上の話になってしまいますが、合格という目標やスコアの目標が達成できたかどうかを完全に抜きにしても、スコアが伸びればその事実のみでそれが成長できた証であり、このことが達成感・モチベーションの向上・幸福へとつながります。

今まで何回もお話ししました。「人との比較には意味はない。過去の自分の実力と比べて少しでも成長できていればそれでOK。」なのでした。

試験を受けることは過去の自分との比較にこれ以上ないほど役立ちます。結果として達成感や幸せを得ることもできます。受けない手はないですね。

さらに英語試験のいいところは、定期考査や入学試験と違ってやり直しがきくという点です。もちろん入学試験もやり直しはできますが、限度があります。

その点、英語の試験はたとえ数年・数十年に及んでも人生に大きな打撃(悪い意味での)を与えることはありません。

このことが何を意味するのかというと…

ウサギとカメの競争を想像してみてください。定期考査や大学入試のように一定範囲の時間枠で瞬発力だけ発揮してその後は休むというのはウサギさんです。

何年かかってもいいので一定のスコアや合否に向かって近づいていくというのはカメさんです。

つまり、定期考査・大学入試においては期間がある程度定まっているため、必然的に先天的才能という要素がいくらか紛れ込んでしまう(まあそれでも努力が大半を占めるはずですが)可能性があります。

が、数年単位(またはそれ以上でも可)のスパンで継続的に受験可能な英語の試験は先天的要素が入る余地はまず限りなくゼロになります。どんなにスローでも継続さえあれば報われる可能性がある世界、つまりうさぎさん(一定期間後中断しなければ)とカメさん両方へオープンな分野なのです。ますます受けない手はありません。

私の場合は英語学習を少しずつ開始してから、TOEICのいわゆるハイスコア獲得までは3年半ほど(恩師は3カ月弱)かかりました。これだけで高校3年間の枠を大きく超えています。事実、大学入試では本命には受かりませんでした涙

そして英検1級までは7年ほど(恩師は受験決意後6カ月)かかりました。
私はどちらかというとカメさんタイプのようです。むしろ先天的才能がないために結果として自然とそうなった、またはそうならざるを得なかったという方が正確な表現かもしれません。

でも上記の3の利点のおかげでここまでこれました。参考までに恩師の例も並列しましたが、もちろん人との比較には全く意味がありません。

私より短い期間で達成される方も、長い期間でやっと達成される方も両方いらっしゃることでしょう。継続さえあればそれがものをいいます。進捗のスピードは二の次です。

これらのような特性を持つ英語の試験です。どうでしょうか。では数週間後でも数カ月後でもいいので受験を申し込んでしまいましょう。そしてその試験に向けて開始してください(^^)

今日はここまでです。

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また、本日のご訪問・閲覧、改めてまことにありがとうございました。

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プロフィール

板垣 直人

TOEIC920 TOEICSW340/400 英検1級
1981年3月生まれ 秋田県在住地方公務員
大学受験までは英語を勉強した経験はあったものの、就職してから31歳まで、まったく英語に縁のない生活を送ってました。20代のころからたまにTOEICを受けてましたが(勉強せずに)500~600点台をさまよってばかりでした。
2012年の夏、31歳から少しずつ英語学習を再開し2年後2014年の夏、33歳からは「毎日学習」の軌道に乗せ、今日に至ります。学習時間を確保するためSNS類はやっていません。唯一、学習時間管理のため、study plusに登録しています。(naoto)
経過
2006 9 610
~~この間ぽつぽつと受けてました
2010 01 655 2012夏少しずつ勉強開始
2014 11 655  2014夏勉強が毎日になる
2015 03 865
2015 11 850
2016 01 920(L465R455)
2017 11 340/400(S160/200W180/200)
2018 06 英検1級初挑戦
    一次試験合格も二次試験没涙
    11 二次試験惜敗大涙
2019 02 二次試験落第号泣
    06 二次試験合格
連絡先 naotonaoto198121@gmail.com