みなさんこんにちは。
いつもしつこいですが、今日もまたここまで足を運んでいただきまして、まことにありがとうございます。感謝の気持ちを忘れたら終わりです。
寒さは相変わらず厳しいですが、幸い語学は場所を選びません。暖かい部屋でどっぷりと漬かることもできます。
では本題に入ります。
2018年度ラジオ英会話lesson99
①Regretfully, we're running out of time,
so I'll take just a couple of questions from the audience.
Yes, the lady with her hand up in the front row.
②Thank you for that amazing lecture, Professor Peacock.
My name is Rebecca, and I'm a huge fan of your books.
③Thank you very much, Rebecca.
④What is your next book going to be about?
⑤Ah, You'll have to read it to find out!
①Regretfully, we're running out of time,
regretfullyはRLのよき練習台になります。そして今日も来ましたing。何の単語の語尾に来ようともiŋの音であることには変わりありません。out ofはtがそのままかd音化またはl音化、fが脱落するかしないかの選択肢があるので単純計算で3×2=6通りはあることになります。どれでもOKです。
so I'll take just a couple of questions from the audience.
soはオゥ母音です。I'llのlに母音がくっつかないようにも注意です。takeのkは破裂ありなしどちらでも大丈夫で、just aは一体化する(tはそのままでもd音化でもよし)の一手です。couple ofももちろんくっつきますが、fを残すかどうかは自由です。その後はquestionsのn、fromのm、audienceのnにそれぞれ気を付けましょう。m,nは単独では日本語に存在しません。
Yes, the lady with her hand up in the front row.
Yesのyを強調する意識でいきましょう。ladyのlもRとの違いを意識しながらです。hand up inは一番オーソドックスというか学習者向けなのは全部破裂ありかつくっつくパターンです。hand, in, frontのnでは舌は所定の位置です。rowは意味で発音が変わるので注意です。ここでは「列」なのでouになりますが、「争い」のときはauになります。
②Thank you for that amazing lecture, Professor Peacock.
thank youのように日本語になっている英語で本物の発音ができればカタカナ英語からの卒業はぐっと近くなります。thatはエァ母音とðの強烈な組み合わせでスタートです。語尾のtは破裂なしの一手。また来ましたamazingのing。今日はもう大丈夫でしょう。
My name is Rebecca, and I'm a huge fan of your books.
name isはくつきます。90%以上の頻度でandはənかnのみの発音になります。and I'm aが一体化します。hugeのgeは「ジ」よりも「ヂ」系の音です。fan ofももちろんくっつきます。
③Thank you very much, Rebecca.
thank youではカタカナ英語からの脱却を図りましょう。muchのchは子音のみですか響きが強い子音です。強くすることで一気に英語らしくなります。
④What is your next book going to be about?
what is yourは一体化。nextのtは破裂ありなしどちらでも大丈夫です。bookのkもです。going toは通常読みでもgonna読みでもOK。aboutのtは破裂させたとしても弱めにです。
⑤Ah, You'll have to read it to find out!
you'llのlは子音のみです。read itはくっつき、itのtは破裂準備のみ。その準備をtoのtの破裂に活用します。find outはくっつき、outのtは破裂させたとしてもごく弱めです。
ここまでいったんお疲れさまでした。ここからほんの少しですが文法事項についてお話しします。
①Regretfully, we're running out of time,
この文では文頭に使われて文全体を修飾する副詞が使われていますが、個人的にはregretfullyはこの用法では誤りではないかと思います。通常はregrettablyでsadyやunfortunatelyと同系列の感情を表します。
interestingly, thankfullyなど仲間はたくさんありますが出てくるたびに覚えて行くスタンスで十分です。
we're running out of timeは何かの終了時刻が近づいているときによく聞く定型文です。面白いことにrun outはtimeを主語にして自動詞的にも使えるということです。
Time is running out.
so I'll take just a couple of questions from the audience.
頭のsoは「なので」と前の文章を理由にして文をつなげる役割を果たしています。a couple ofは「二つの」という意味もあるのですが、ただ漠然とした数を表すにも便利な表現です。具体的な数字を提示するのを避けるために用いられています。
Yes, the lady with her hand up in the front row.
with以下は動詞ではなく名詞(lady)を修飾していますが、いわゆる付帯状況を表すwithの一種です。handがupの状態になっているという状況です。
一般的な付帯状況のwithはSとVを含む「節」に使用されますがこのように名詞のみにも使うことができます。
②Thank you for that amazing lecture, Professor Peacock.
thank you for~は中学校で習ったような気がします。これなしでは感謝の気持ちを表すことができません。この意味では相当に必須の表現です。
My name is Rebecca, and I'm a huge fan of your books.
I'm a fan of ~は「~のファンなんです」といいたいときの定型文です。fanの前につく形容詞ですがbigとhugeを抑えておけば十分です。
③Thank you very much, Rebecca.
これは大丈夫でしょう。so muchを使うともっと主観的な気持ちを強く表すことができます。
④What is your next book going to be about?
既に次の本に向けての動きが始まっていてそれらが根拠としてあるのでwillではなくbe going toが使われています。この意味では進行形も使用可能なのですが、
What is your next book being about?
なぜかこの用法は見かけたことがありません。情報をお持ちの方、ご一報をお待ちしております。
⑤Ah, You'll have to read it to find out!
今度は具体的な判断根拠がなのでwillが使われています。または著者が「本を読んでほしいから教えない」とこの場で決めたことなのでwillが使われているともとれます。
さあここまで改めてお疲れさまでした。
またまた一つ積み重なりました。物足りないですか。では100回ほど今日の文章を音読してみてください。
英語は身に付くわ口周りの運動にもなるわで一石二鳥です。
本日もお忙しいところのご訪問・閲覧まことにありがとうございました。
みなさまの日々の清き応援クリック、本日もどうかよろしくお願いいたします。
改めて、本当にありがとうございました。

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