みなさんこんにちは。
今日もまたご多忙のところここまで駆けつけていただきまして本当にありがとうございます。感謝です。
前々回と前回でアウトプットにおいて大事なことについてお話ししてきてます。今回も続きです。
2.欲張らない(その2)これもやはりとても重要です。
前回はある内容のことを言えるなら同じ内容を表す全ての方法までは覚えなくていいということをお話ししましたが、完璧主義になるなという点では今回もこれと同じです。
今まで何度かお伝えしてきましたがまた繰り返します。
母国語の力は強大過ぎるまずはこのことをしっかり頭にいれてほしいです。この先、英語の勉強を進めれば進めるほど、英語の力がつけばつくほどこのことは身に染みるはずです。これを前もって知っておきましょう。
私たちは日本人ですので、最初に頭に浮かんでくる言葉は(残念ながら?)日本語です。これは仕方がありません。
ただ、人間というのは母国語の力が強大過ぎるために浮かんでくる言葉はその言葉を母国語としない人々がわかるわからないに全く関係なくとても幅が広いです。広すぎます。しかも一瞬で浮かびますよね。まさに「広く深く」学習してきた言語ですから。
なので、最初に私たちが思い浮かぶ日本語が私たちの操れる英語の範疇に入っていないということが、時々どころではなく超頻繁に起こります。
例えば「所要時間」が頭に浮かんできたとします。それがすぐ英語で浮かびますか?私がこの体験をしたのはもう忘れるくらい前のことですが、当時下記のページにお世話になりました。
https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/15702/いくらか名詞のみの回答も並んでいますが、結局は「The time it takes to ~」の表現が模範解答になりそうです。
私たちは日本語のプロ過ぎるので「所要時間」という、外国人から見た難しい日本語(名詞)が難なく(というか自動的に)浮かんできてそれをそのまま英語にしてしまおうとしてしまうのです。
これではなかなか英語が浮かんでこなくて当然です。
ちなみに今回の例は、「母国語の力が強大過ぎる」ということのほか
・日本語では概して漢字がびしっと並んだ難しめの名詞が使われることが多い
・言語間で必ずしもぴたっと重なる言い方・単語は存在しないことも多くある
ということも暗示しています。これらもぜひ覚えていてほしいです。
名詞といえば今でも思い出すのが「5時起き」です。
かなり前に仕事で(名目上はです)ニュージーランドに行ったのですが、現地のホテルに勤めていた日本人の方と次のような会話をしました。
「英語ではI have to get up at 5と言わなきゃいけないのに、日本語では5時起きだといえば済むので便利ですよね。」
「本当にそうですよね。」
これは「5時起き」という名詞の例ですが、これは日本語では名詞が多く使われるということのほかに、私たちがやはり日本語のプロであることも証明していると思います。
「5時起き」にぴったりと重なる英語がそもそも存在しないのか、それとも存在するけれどもただ日本に浸透していないだけなのか・・・
仮に前者だとしてもこれだけは言えます。
私たち日本人ネイティブが回りくどい言い方をしなければならない内容について、英語ではもっと手早く言える言い方が存在する分野があるなんだか複雑になってしまい申し訳ありません。わかっていただけたでしょうか。
少し熱くなってしまいましたが、大事なことは「浮かんできた日本語をそのまま英語に変換するな」です。
例えば「所要時間」の場合、これをまず「~するのに必要な時間」のようにより簡単な、柔らかい言葉へと日本語の段階で変換するのです。
なぜ日本語の段階でなのかわかりますか?
私たちが日本語のプロだからです。日本語からより易しい日本語への変換は、汚い言葉を使わせていただくと屁でもないですよね。一瞬です。秒殺です。
では「宿る」はどうですか。
日本語のプロである私たちにとっては簡単に「いる・存在する」などと変換できますよね。過去にはliveが使われている例に出会ったことがあります。
ではでは「~する義務がある」はどうですか。
have a duty toなんて武器になってなくても大丈夫ですよ。「~する義務がある」⇒「~しなくてはならない」と変換してhave toとできます♪
さあここまでで
欲張らない(その2)についてご理解いただけたでしょうか。
続きます。
本日もお忙しいところのご訪問・閲覧まことにありがとうございました。
みなさまの日々の清き応援クリック、本日もどうかよろしくお願いいたします。
改めて、本当にありがとうございました。
(^^)

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